素敵な企画をありがとうございます。
全然書き終わっていませんが、参加させて頂きます。
└追記しました。

お題「花見しながら温泉えっち」


年度末の繁忙期でへとへとになりながらイルカが自宅アパートに帰宅したのは日付が変わる2時間前だった。
やっと…やっと……明日明後日休みだ。
長かった…本当に、今週は長かった…。

先に帰宅していたカカシは「おかーえり」とイルカを出迎え、お風呂沸いてるよと声を掛けてくれた。
熱い湯船に浸かり「はぁ〜〜〜〜」と深い溜息と共に身体に溜まった疲れを吐き出す。
疲れた……
腹減った……
事務仕事は身体じゃなくて頭が疲れる…

先日混雑している受付にイライラした上忍に舌打ちされ、「事務は椅子に座って仕事出来るんだから良いよな。こっちは疲れてるんだ早くしてくれよ」と嫌味を言われた。
相手が任務後で疲れているのも分かってる。待たせてしまって申し訳ないとも思ってる。
でも焦って確認漏れしたら、それこそ後処理で迷惑を掛けてしまう。
「お待たせして申し訳ございません」と受付で鍛えられた対人能力と真摯な対応に、その上忍は怒りを納めてくれたが……繁忙期で疲れてへとへとの時と重なると少し堪えた……。
イルカは今日の疲れを風呂場で洗い流し、カカシのいる居間へと戻った。

◇◇◇

「ねぇせんせ、明日温泉行かない?」

居間の卓袱台で先に食事を済ませたカカシと向かい合い、疲れ過ぎて食欲が無いけれど食べないと身体が持たないので無理やりもぐもぐと口を動かしていたイルカは、思わぬ提案にピタリと箸が止まった。
(え、何その素敵な提案。行きたい!)
ばっ!と顔を上げたイルカを見てカカシがくつくつと笑いを堪えている。

「ん、せんせずっと頑張ってたもんね。ご褒美だーよ。」
「カカシさん……ッ!そんな事言われたら惚れちゃいます…」
ぶはっと笑いながら「もう惚れてるでしょ?」と言われ、イルカは素直にはいと返事をした。

◇◇◇

カカシが予約してくれていた温泉宿は、忍の足で1時間位の距離だった。
「あんまり遠いと疲れてるのにしんどいでしょ?」
どこまでも優しいカカシに感動し、宿にチェックインすると、そこは部屋に専用露天風呂が付いた贅沢な部屋で思わずわぁ!と声が漏れてしまった。

「凄い!カカシさん見て見て!専用露天風呂がありますよ!」
「ん、見えてるよー」
カカシはにこにこしながらイルカの反応を楽しんでいる。
「しかも露天風呂の周りに桜の木がある!」
露天風呂の周りは目隠しするように木の板壁で囲われていて、細い桜の木が数本植えられていた。
ちょうど見頃を迎えた桜は露天風呂の上に花びらをひらりひらりと散らし、春先の淡い青空と相まってそれはそれは綺麗だった。


「桜を見ながら温泉入るの初めてです」
嬉しそうに頬を染めるイルカと並んで露天風呂に浸かっていたが、普段長湯しないカカシは白い肌を淡い朱色に染めていた。
先に出ようかなと、隣をチラリと伺うと、イルカはその視線に気づき、カカシの肩に手を伸ばした。
「肩に桜の花びら付いてますよ」
イルカは指先で花びらをつまみ取ると、ふふふっと溢れる様に笑い、カカシさんも温泉で桜色だと言った。
温泉に連れてきてよかったと思いながら微笑み返すとイルカの顔が先程よりも濃い朱色に染まった。


湯船からざばりと立ち上がり、露天風呂の縁に腰掛け上半身を冷ます。
ちょうどカカシの股間が、湯船に浸かっているイルカの目線の高さと同じになるが、イルカは先程からもじもじとしながら湯に浮かぶ桜の花びらを見つめている。
一房だけこぼれ落ちている髪をすくい、耳に掛けてやりながら、
「温泉で勃っちゃったの?」
と訊ねると、一瞬パッとこちらを向いて何で分かったのかという顔をした後、恥ずかしそうに顎まで湯に浸かりコクンと頷いた。
あぁ…本当に可愛い人。

イルカの二の腕に手を伸ばし、湯船の中で一緒に立つように促すと緩く芯が通ったイルカの股間が湯から現れる。
上半身を寄り添わせてイルカの陰茎をゆるゆると扱くと、ぴくん…ッ!と反応が返ってくる。
そのままゆるゆると扱き続けると、緩く芯が通っていた状態からイルカの腹に付きそうなほど育ち切っていた。
イルカの陰茎に指を掛け、下に向けたところでパッと指を離すと腹に当たった陰茎がバシッと音を立てる。
「遊ばないで下さい」
「ごめーんね、だってせんせの可愛いんだもん」
遊ばないでくれと口では言いつつも、されるがままになっているイルカに口付ける。
「ねぇせんせ、疲れてるでしょ?今日は無理させたくないんだよね」
そう言いながらカカシはイルカの陰茎を太腿で挟み込むとピタリと固く閉じた。
「カ…カシさん?」
「受け入れる方が体力的にしんどいでしょ?だから今日はオレが……」
耳元で囁くと、カカシの意図が伝わったのか、イルカの目が丸くなる。
「えっ…!でも…俺っ…あの…」
カカシの太腿の間で陰茎がピクンぴくん…ッと反応しているのに本当にして良いのか戸惑っているイルカの乳首を指先で撫でて摘み、舌をほんのり見せながら後押ししてやる。
「イルカせんせが俺の中で気持ち良くなれる様に…腰振ってる間乳首舐めてあげるよ……」
イルカの喉がゴクリと鳴った。


初めは戸惑っていたイルカだったが、カカシの太腿に挟まれたまま腰をカカシの後孔へこすりつける様に動かしていると、温泉で温まった身体が別の熱を持ち始める。
カカシはイルカの乳首を片手で弄りつつ、もう片方の手でイルカの指を後孔へ導き、温泉の柔らかなお湯でちゅぷり…ちゅぷり…ッと解させた。

「ンっ…そこ……」
イルカはいつも自分がカカシに触られて気持ち良い所に指を動かしながら素股を続ける。
指を2本から3本増やし、カカシの中を撫で広げる様に動かす。
「ハァ……せんせ、じょうずっ」
「カカシさんがいつもしてくれてるやり方ですよ」
グッ…と孔の中で指を腹側に押すとカカシの身体がぶるりと震えた。
「ちょっ…、不意打ちはやめて」
「いつもされてる俺の気持ちが分かりましたか?」
「うん……イキそうなくらい気持ち良いね」
そう言ってカカシは後孔からイルカの指を抜き取り、自分だけ露天風呂の縁に腰掛けた。
イルカに解させた後孔がひくつくのを見せ付けるように足を開き、イルカを誘う。
「ふふふっ……せんせそんなに見ないで」
「自分で足開いたくせに…ッ!」
「見てるだけで良いの?」
真っ赤な顔で、ぐっと眉間にシワを寄せたイルカは
「良い訳がない…カカシさんっ気持ち良くさせて」
とカカシにしがみつきながら、我慢しきれず蜜を零す陰茎をうずめた。
初めてのカカシの中は驚くほど気持ち良くて、熱くて、狭くて、挿入する前に約束してくれた腰振ってる間乳首舐めてあげるという言葉通りに舐められ、あっけなく達してしまいそうになる。
腰を振るたびに湯が揺れて、
桜の花びらのひらりひらりと舞い降りて、
カカシの肌が桜色に淡く染まっている。

「……んッ、イルカ、イルカ…気持ち良い?」
「ぅん、気持ち…良い……ッ!カカシ…さんは?」
「きもち、いいよ…ッ!イルカ、ねぇっ、ここ握って…!」
イルカの手にカカシの陰茎の根元を握らせると、後孔の中がきゅうっと締まった。

「やっぱり我慢出来ない……イルカがオレの中に出したあと、オレもイルカの中で出したい」
そう言ってジュ…っと強く胸を吸うと、桜の花びらの様な跡が付いた。

イルカは、今与えられているカカシの後孔の気持ち良さの後に、いつもの気持ち良さも与えてもらえるのかと…駆け上がる快楽に身を任せ、精を吐き出した。

【終わり】
  • やづみ
おちんで遊ぶカカシがかわいかったです(*´ω`*)
前半のほのぼの雰囲気で二人の仲よさを見せつけてからのさらにラブラブなえっち(カカシのセリフもエロい!)…ごちそうさまでした!
  • ジュゴン
やづみ様
感想コメントありがとうございます!(◍•ᴗ•◍)
生まれて初めて感想頂きました。
これ自分以外の人が読んで意味分かるのかなぁと思いながらひとりでせっせと書いていたので、読んでくれた上に感想まで頂けるなんて…感謝しかないです。
やづみ様が素敵なkkirに巡り会えますように。
  • 高井田 律子
年上で甘やかし上手なダリハニのカカシさんがスゴいです。
(語彙力の壁)

甘やかされ慣れてる先生も可愛くて可愛くて、このお題を選んで良かったハッピーうぇーーーーい!!!!と一人浮かれています。

温泉お花見えっちは素晴らしいですよね!
ありがとうございました
  • ジュゴン
高井田 律子様
感想ありがとうございます!(◍•ᴗ•◍)✿
まさか感想頂けるなんて……
ドキドキしながら送信ボタン押して良かった……!( ;∀;)
同じお題でも書き手が変われば印象も変わって何度だって美味しいkkir。
企画して頂きありがとうございます。
  • 高井田 律子
年下の先生が可愛くて可愛くて仕方ないなぁってカカシさんの気持ちが伝わってきました

良いもの見させていただけて、めっちゃハッピーです!
  • レピドプテラ
ご投稿ありがとうございます!
らぶくてエロくて最高でした……。先生、最後に抱かれたがってるの、欲望に素直でホント可愛い、最高です!ありがとうございました!
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